ポーランドの物価を日本と比較してみた|安いものと逆に高いもの

ポーランド

ポーランドの物価を知りたい
日本物価と比較し、どうなの?

そんな疑問にお答えしましょう。

筆者は2016年に、ポーランド・ヴロツワフに約1ヶ月半滞在していました。

詳しい経緯はこちら↓

その際、ポーランドと日本の物価の違いを目の当たりにしたので、今回はポーランドの物価を日本と比較してみた|安いものと逆に高いものと題して、詳しくご紹介したいと思います。

ポーランドの物価を日本と比較してみた|安いものと逆に高いもの

ポーランドの物価は日本と比較した結果、まあ当たり前ですけど、物によって違いがあってなかなか興味深いことが分かりました。

ポーランドの通貨単位はズロチ、あるいはズウォティと言って、もしくは PLN という記号で表記されます。

このブログでは、zł ズロチで表記を統一します。

ちなみに、1zł(ズロチ)は約30円です。※2022年6月現在

↓そしてこちらが 10zł(ズロチ)紙幣。

ポーランドの食べ物の物価

ポーランドと日本の物価の比較、まずはみんな気になる食べ物の値段から見てみましょう。

ポーランドの食べ物の物価は、日本のだいたい半分くらいと考えていいと思います。

ただし、お店によって、あるいは何を食べるかによって、かなりの差がありますので、詳しく順番に見てみましょう。

大衆食堂

こちらは、ポーランドではとてもポピュラーな料理。

ボルシチ(赤いスープ)
2zł(約60円)

カツレツ
6.50zł(約195円)

※1zł(ズロチ)=30円で計算

Hala Targowaという、100年以上続くとされる、大きな市場の中の食堂で食べました。

ポーランドには、こうしたいわゆる「大衆食堂」のようなお店が多く、とてもリーズナブルに食事ができます。

ピエロギ

写真左に写っているのは、ピエロギというポーランドを代表する国民的な料理で、餃子にそっくりな食べ物です。

ピエロギ8個
10zł(約300円)

スープ各種
7zł(約210円)

街のピエロギ屋さんで食べたので、大衆食堂と比べるとややお値段は高め。

それでも、日本の物価と比較するとかなり安いと思います。

トルコ料理

ポーランドでは、自国のポーランド料理以外にも、さまざまな国や文化の飲食店が多くありました。

特に多かったのが、ケバブやファラフェルなどのトルコ料理のお店。

これは、トルコ料理店でテイクアウトしたもの。

ファラフェルとポテトのセット:右上
15zł(約450円)

サラダ・ケバブサンド
各10zł(約300円)

日本の物価と比較すると、無茶苦茶安い!という感じではしないかもしれませんが…実は、ポーランドの飲食店で提供される料理は、とにかくボリュームが多いんです。

なので、実際に現地のお店で食べ物を食べると、かなり物価が安いなあと実感するんじゃないかと思います。

寿司

ポーランドと日本の物価を比較、次は日本食の値段を見てみましょう。

こちらは、The ROOTという、持ち帰り専用の寿司屋さん。

しかも、ただのお寿司ではなく、カワイイ創作寿司↓

寿司8貫
16zł(約480円)

実はこのお店、お寿司だけじゃなくて、ラップサンドも売っている、ヴィーガンフードのお店。

揚げた豆腐のメキシカンファラフェルサンド
15zł(約450円)

これも日本の物価と比較したり、金額だけ見ると、まあそんなもんじゃない?と思うかもしれませんが…

なんと、一回では食べきれず、昼と夜の2食分にして食べたくらいのボリュームだったので、かなり安いと感じました。

このお寿司屋さんについては、こちらに詳しく書きました↓

ラーメン

ポーランドと日本の物価の比較、日本食のお店をもう1店。

PANDA RAMEN(パンダラーメン)という、ポーランド・ヴロツワフに初めてオープンしたというラーメン屋さん。

なぜパンダなのかは、不明です。

日本=パンダというイメージからだとしたら、どこかの国と混じっているような気もしますが…

これがパンダラーメンのメニュー。

とんこつとかカレーラーメン以外にも、シーフード、ヴィーガンラーメンなど、かなりたくさんのメニューがありました。

ラーメン
Large(日本の普通サイズ)29zł(約870円)
Small(ミニサイズ)19zł(約570円)

物によって違いますが、値段はだいたいこんな感じ。

ちなみに、Largeサイズは、日本でいう、普通サイズなんだそうです。

ラーメン屋につきものの、餃子もありました。

鶏肉のぎょうざ6個入り
18zł(約540円)

ポーランドの物価から考えると、かなり高級な価格設定ですが、連日満員でなかなか席に座れないほどの人気店なんだそうです。

ヴィーガンレストラン

ポーランドと日本の物価の比較、ヴィーガンレストランをもう一店ご紹介します。

AHIMSA(アヒムサ)という、インドや中東の料理をメインとしたお店。

ターリー(カレーのセット)
30zł(約900円)

グリーンスムージー
18zł(約540円)

こちらも、
ポーランドの物価を考慮するとかなりのお値段ですが、量が日本と比較して1.5倍くらいあるんです。

スムージにいたっては、スタバのベンティか!というくらいの大きさ。

なので、日本でこの量を食べることを考えると、かなりお得感があると思います。

おしゃれなレストラン

ポーランドと日本の物価比較、続いてはおしゃれなレストランです。

自由が丘とか代官山とかの、セレブなみなさんが行くようなお店を想像してください笑。

これは、Pochlebnaというレストランでいただいた、朝食。

オムレツ:25zł 約750円
カフェラテ:14zł 約420円

こちらもなかなかいいお値段ですが、それはここがとてもおしゃれな高級レストランだから。

ですがこれも、量はかなり多かったので、むしろ安いなあと感じました。

食材

日本とポーランドとの物価の比較、外食の次は食材の値段をご紹介します。

チーズ

スーパーマーケットで買ったチーズ。

カマンベールチーズ
4.99zł(約150円)

ポーランドは酪農がとても盛んなので、乳製品がものすごく安いのです。

マスカルポーネ(GMOフリー:遺伝子組み換えでない)
4.79zł(約144円)

ポーランドは近年、健康意識がかなり高まっているとのことで、GMO FREEやBIO(有機・オーガニック製品)の表示もよく見かけます。

バター

有機バター
4.49zł(約135円)

こちらもBIO。

濃厚かつ軽やかで、とても美味しかった。

ケフィア(ケフィール)

ケフィア(ケフィール)とは、ヨーグルトに似た、ロシアのコーカサス地方の伝統的な発酵乳です。

ヨーグルトと違う点はシュワッとした炭酸のような食感があることで、これは酵母が含まれているからだそうです。

ケフィア(発酵乳)
1.99zł(約60円)

ポーランドは、地理的にも歴史的にもロシアとの関係が深い国ということもあってか、このケフィアはスーパー以外にもコンビニでもよく見かけました。

これらの乳製品は、デパ地下にある alma という高級スーパーで買ったもの。

そこでこのお値段なので、いかに乳製品が安いかが分かるのではないでしょうか。

嗜好品の物価

ポーランドと日本の物価の比較、続いては嗜好品の物価を見てみましょう。

コーヒー(カフェラテ)

まずは、コーヒー(カフェラテ)の値段。

これも、お店によって価格がかなり違ったので、順番にご紹介していきます。

市場の中のコーヒースタンド

このブログの最初に登場した市場、Hala Targowaの一角にあるコーヒースタンド。

四畳半くらいの広さです。

カフェラテ
7zł(約210円)

本格的なエスプレッソマシンで淹れたもので、味は本当に格別でした。

街中のカフェ

続いては、Black Point Cafeという街中のおしゃれなカフェ。

カフェラテ
10zł(約300円)

こちらも、よい豆とマシンを使っているようで、とても美味しかった。

コーヒースタンドと比べると、場所代の分ちょっと高めといった感じでしょうか。

スタバ

ポーランドにも、スタバはあります…というか、いたるところにあります。

カフェラテ(トールサイズ)
12.50zł(約375円)

ポーランドのスタバは、ショートサイズがなくてトールが一番小さいサイズ。

それがこの値段なので、日本と比較するとやや安いかもしれません。

それでも、ポーランドの物価からするとかなり強気の値段だと思います。

ですが味やサービスは、やはりチェーン店という感じがして、筆者は街中のコーヒースタンドやカフェでコーヒーをいただく方が好きでした。(個人の感想です)

ビール

ビール 350ml
2.70zł〜(約80円〜)

ポーランドではビールもかなりリーズナブルで、安い物だと80円くらいから売っているそうです

そうですというのは、筆者はお酒をほとんど飲まないので、実際に買ったわけではなから。

スーパーなどでもほとんど値段を気にしなかったので、聞いた話ですみません。

たばこ

Winston
12.99zł(約390円)

CAMEL
15.60zł(約468円)

たばこの値段は、日本と同じくらいでしょうか?

これは2018年に撮影した写真なので、今はもっと値上がりしてるかもです。

しかしパッケージのデザインが、たばこの有害性を伝えるメッセージがメインで、ロゴが一番小さいってスゴいですよね…

ちなみに筆者は、かつては1日1箱吸うチェーンスモーカーでしたが、10年以上前にあっさりと吸うのをやめました。

その方法はこちらに詳しく書きましたので、興味があればぜひ読んでみてください↓

タバコをやめる方法。我慢せず1日2箱→0にしたやり方
タバコをやめる方法が知りたいですか?この記事では、1日2箱吸っていたけど今では1本も吸わなくても平気になった筆者が、禁煙をせずにタバコをやめた方法について実体験をもとに詳しく解説しています。禁煙がツラい…我慢せずにタバコをやめたいという方必見

交通機関

ポーランドと日本の物価の比較、次は街中を移動する際の交通機関。

トラム(路面電車)

ポーランド・ヴロツワフは、このような可愛い路面電車が街中を走っています。

出典:https://www.urbanrail.net/eu/pl/wroc/wroclaw.htm

路線が、網の目のように張りめぐらされているので、どこへ行くのにも便利。

30分有効チケット
3zł(約90円)

60分有効チケット
4.40zł(約132円)

ポーランド・ヴロツワフのトラムの料金は、行き先ではなくて時間によって決まるシステム。

この他にも、90分、24時間などのチケットがあるみたいです。

電動シェアスクーター

ここ数年、日本でもちらほら見かけるようになった電動スクーター

ポーランドでは、日本より以前から、街中にシェアモビリティとして普及していました。

筆者がヴロツワフで見かけたのは、Lime というシェアスクーター。

初乗り
3zł(約90円)

1分あたり
0.50zł(約15円)

つまり10分間乗った場合
90円+(10分×15円=150円)=240円

30分乗ると、
90円+(30分×15円=150円)=540円

といった感じ。

数年前の料金なので、今は変わっているかもしれません。

ポーランドの物価やあるいはトラムと比較すると、かなり高いように感じます。

ですが、徒歩だとゆっくりすぎる、だけど自転車やバイクだと速すぎるという場合、その中間のスピードで走ることができるので、街中をぶらぶら観光するのにちょうどいい速さにも感じます。

格安航空券

ポーランドと日本の物価比較、番外編として格安航空券の値段もご紹介しておきます。

日本⇄ポーランド往復
約61,000円
(空港税や燃料サーチャージなどを含めて約90,000円

所要時間は、約13時間
乗り継ぎは、アブダビとベルリンで2回

日本からポーランドへは直行便もありますが、10万円以上はすると思うので、急ぐ旅でなければ、LCCでのんびり旅もいいんじゃないでしょうか?

ちなみにチケットは skyticket(海外航空券)で探しました。

日本からポーランドへの行き方や、安い航空券の探し方などは、こちらに詳しく書きました↓

生活品

ポーランドと日本の物価比較、続いては生活品の価格を見てみましょう。

ホームセンター

OBI は、ドイツを本拠地とするホームセンターで、ポーランドには約60店舗を展開しているそうです。

陳列の仕方とかは日本と同じ感じだったので「ホームセンターってどこも似てるんだなあ」と驚きました。

デッキブラシ:左下
9.99zł(約299円)

デッキブラシって買ったことないので分からないんですけど、こんなに安かったっけ?

雪が多いので、需要が多いからでしょうか?

梱包用ストレッチフィルム
29.99zł(約899円)

これも、日本での相場がよく分かりません。

梱包用段ボールシート
22.50zł(約675円)

同じく、安いのか高いのか全然分かりません。

水性ペンキ
185zł(約5,555円)

ちなみに日本で同じくらいのものを買うと、こんな感じでした↓

iPhone

ポーランドと日本の物価比較、お次はiPhoneの値段です。

iPhone6 32GB
1799zł(約53,970円)

iPhone7 32GB
2499zł(約74,970円)

すでに何世代も前になったモデルのiPhone6と7が、家電量販店に新品で売られていました。

この写真は2018年秋に撮影。

その頃の最新モデルはiPhoneXsなので、3〜4世代前のモデルということになります。

ポーランドに滞在中、出会った人の中でApple製品を持っている人はほとんどいませんでした。

なぜならAppleは世界同一価格なので、物価や賃金が他国より安いポーランドでは、なかなか手が出ないからだそうです。

ちなみに、ガラケーや簡単携帯的なものもはもっと安い値段で売られていました。

ガラケー
72〜119zł(約2,160〜3,570円)

証明写真

パスポート、運転免許証用写真 4枚
20〜30zł(約600〜900円)

ヴロツワフ旧市街にある、FOTO A.G.Aという個人の写真館。

とても評判の高いお店だったようですが、つい最近お店を閉められたみたいで残念です。

ヨガスタジオ

日本とポーランドの物価の比較、次はヨガスタジオの値段です。

筆者が訪れたのは、ヴロツワフ旧市街のすぐ近くにある Fabryka Energii というヨガスタジオ。

アイアンガーヨガスタイルがメインで、シンプルかつ重厚な空間の中で、静謐さを感じながら練習に専念できました。

ヨガクラス
1回券 30zł(約900円)
4回券 100zł(約3,000円)

日本ではだいたい2,000円〜3,000円くらいが相場だと思うので、かなり安い価格設定だと感じました。

ポーランドには、想像以上にヨガスタジオの数が多かったのですが、夏が短く冬が長い気候のせいで、気分の落ち込みを感じやすい人が多いからかな…とも思いました。

このヨガスタジオに行った時の様子は、こちらに詳しく書きました↓

SIMカード

ポーランドと日本の物価比較、最後は海外旅行の必需品、SIMカードです。

筆者はポーランドに滞在中、orangeという通信会社のSIMカードを、現地のショップで購入して使っていました。

1ヶ月 30GB 30zł(約900円)

ですが次回行くとしたら、おそらく日本で予め購入していくつもりです。

実はタイに行く際には、この方法を何度も試していまして、かなり便利だからです。

一番のメリットは、現地へ向かう飛行機の中でSIMカードを交換しておけば、簡単な設定のみで、空港に着いた瞬間に通信可能なことです。

空港でSIMカード売り場を探したり、公共WIFiの接続に悪戦苦闘するストレスから解放されて、本当に快適です。

例えば下のSIMカードは、ポーランドはもちろん、ヨーロッパの複数の国で使えて、30日間10GB。

値段は現地購入よりも高いですが、着陸と同時に使えるので本当におすすめです↓

ポーランドの物価を日本と比較してみた|安いものと逆に高いもの まとめ

以上、ポーランドの物価を日本と比較してみた|安いものと逆に高いものと言うテーマで解説をしました。

そんな物価が安いポーランドは、一体どんな国なのか?

第4の都市ヴロツワフに滞在した時のことを、こちらに詳しく書きました↓

ポーランドは物価が安いのもさることながら、とても安全な国です。

こちらの記事が参考になれば↓

元オリンピック代表のポーランド女性と、なぜか一緒に暮らすことになった話を、こちらに詳しく書きました↓

ポーランド第4の都市ヴロツワフを訪れるなら、こちらが参考になれば↓

ヴロツワフ旧市街観光モデルコース。半日で回れる見どころマップ
ヴロツワフ旧市街を観光したいとお考えですか?この記事ではポーランドのヴロツワフ旧市街を観光する際のモデルコースや半日で回れる見どころなどを、地図や画像、体験談などをもとに詳しく解説しています。ヴロツワフ旧市街の観光を予定している方必見です

現地に住むポーランド人女性に、旧市街を案内してもらった動画もあるのでぜひどうぞ↓

安い物価で安全に旅行したいなら、タイもとてもおすすめです。

タイに長期滞在した際に調べた物価を、こちらにまとめました↓

タイの街の様子は、動画でもご覧いただけます↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。