シャン族料理レストランがチェンマイにあった。美味しくてびっくり

タイ

シャン族料理が食べられるレストランってどこにあるの?
シャン族料理って一体どんな料理?美味しいの?

そんな疑問にお答えしましょう。

筆者はブログタイトルにもあるように、修行と称して旅を続けております。

その修行の一つとして、知らない土地の知らない料理を食べるというものがあるのですが、タイ北部の街チェンマイで食べたシャン族料理はなかなか衝撃的でした。

そこで今回は、シャン族料理レストランがチェンマイにあった。美味しくてびっくりと題して、その時の様子を詳しくレポートしたいと思います。

シャン族料理レストランがチェンマイにあった。美味しくてびっくり

チェンマイにあったシャン族料理のレストランをご紹介する前に、まずはシャン族について少し。

シャン族とは、ブリタニカ国際大百科事典ではこのように紹介されています。

ミャンマー北部のシャン高原からインドシナ半島北部の山地,さらに中国南部の山地にかけて居住する民族。タイ・ヤイ族ともいう

ブリタニカ国際大百科事典 シャン族|コトバンク

人口は200万〜500万人ほどと言われ、そのうちタイ国内には10万人くらいが居住している模様。

路地にあるシャン族レストラン、というか食堂

筆者がチェンマイで訪れたシャン族料理レストランがこちらです↑

レストランというより、食堂と言った方がいいかもしれません。

店名は、

タイ語で สองพี่น้อง อาหารไทยใหญ่ สวนดอก
ミャンマー語で ၶဝ်ႈၽၵ်းတႆးသွင်ပီႈၼွင်ႉ

筆者はどちらもさっぱり読めませんので、Googleで翻訳したところ、スワンドーク(通りの名前)のタイヤイ料理という店名のようです。

場所はチェンマイ旧市街外の西側、ワットスワンドーク小学校手前の道を南に入り、200〜300メートル進んだあたりです。

地図はこちら↓

店内の様子

チェンマイ・スワンドークにあるシャン族料理店の店内と厨房

チェンマイ・スワンドークにあるシャン族料理レストランの厨房。

お店に入ると、女性が一人でホールの切り盛りをしていて、奥の厨房には旦那さん(たぶん)。

たまに、ホールの女性も厨房に立つ、といった感じでした。

厨房の上にはSHANSTATE & VEGETARIAN FOODと書かれた、美味しそうな写真付きのメニューが並んでいます。

店内はそれほど広くなく、テーブルが3、4卓、10数名が座れそう。

平日のお昼時に訪れたのですが、8割くらい席が埋まっていて、近所で働く地元の人たちがお昼ごはんを食べにやってきているという雰囲気でした。

店内のあちこちに、たくさんのメニューが。

チェンマイのスワンドークにあるシャン族料理店のメニュー

そのどれもが美味しそうで、しかも安い!

ちなみに、このお店を訪れた時のレートは、1バーツ約3.8円でした。

各テーブルには、上の写真のようにメモ用紙とペンが置かれていました。

どうやらこれに、食べたい料理の名前を書いて手渡すようなんですけど、筆者は当然のことながら、メニューの写真を指差して注文しました。

人生初のシャン族料理

さてお待ちかねの、シャン族料理の登場です。

メニューがどれも美味しそうで一つに決められなかったのと、どのくらいの量なのか見当がつかなかったので、2品注文しました。

お腹が空いていたし、もしも食べられなかったら、袋に入れてもらって晩ごはんに食べればいいやと思っていました。

シャン・トマトライス

チェンマイのシャン族料理店で食べたトマトライス

チェンマイのシャン族料理レストランで食べたシャン族料理の1品めは、こちら。

シャン・トマトライス 50バーツ(約200円)

真ん中のご飯がほんのりピンク色なのは、どうもトマトの色らしいです。

熟したトマトの果肉がたっぷり使われていて、程よい酸味と濃くない味付けが絶妙でした。

その上に乗っている唐辛子はいかにも辛そうですが、そうでもありませんでした。

付け合わせは、高麗人参みたいな謎の根っこ。

元気が出そうでしょ?

チェンマイのシャン族料理店で食べた揚げ豆腐

そして、この三角形の豆腐を揚げたようなものは…なんと、そのままズバリ豆腐の揚げたものでした。

この豆腐はシャン豆腐とも呼ばれ、シャン族料理ではよく食べられる食材なんだそうです。

日本の豆腐とは違い、大豆ではなく、えんどう豆やひよこ豆から作られるそうで、トロトロな食感が特徴。

外はカリカリ、中はプルプル柔らかく、本当に美味でした。

なお、

ビルマ風「豆腐」との名称とは裏腹に、豆乳に凝固剤を加えて作った日本や中国の豆腐とは無関係である

Wikipedia ビルマ風豆腐

とあるように、原料も作り方もまったく異なるものなので、日本の豆腐とは全く別物らしいです。

世界には、まだまだ知らない食べ物がたくさんあるなあ。

揚げ豆腐のサラダ

チェンマイのシャン族料理レストランで食べた2品目はこちら。

揚げ豆腐のサラダ 40バーツ(約160円)

こっちも揚げ豆腐かよ!と思われるかもしれませんが、揚げ豆腐が食べたかったので仕方ありません。

こちらはまあまあな辛さでしたが、人工的な刺激ではなく、自然でまろやかで美味しいと感じる辛さといった感じでした。

サラダとは言ってもタレであえてある感じなので、シナッとした野菜の食感と、揚げ豆腐のカリカリの歯ごたえが、とてもよいバランスに感じました。

ちなみにシャン族料理は、お煎餅のような納豆も有名とのことでしたが、筆者が頼んだ料理の中にはそれらしきものは入っていませんでした。


チェンマイにあるシャン族料理レストランで食べられるシャン族(タイヤイ)料理、いかがでしたでしょうか?

分量がよく分からなかったので2皿頼んだのですが、味付けも濃くなく、ベジタリアン料理ということもあり、ペロリと食べられてしまいました。

2品堪能して、日本円で約360円。

幸せだなあ。

このシャン族料理レストランは、旧市街からも少し離れていますし、上の写真のような素朴な路地の中にあります。

なので少し見つけにくいかもしれませんが、チェンマイに行くことがあったらぜひ訪れてみてください。

本当におすすめです。

シャン族料理レストランがチェンマイにあった。美味しくてびっくり まとめ

以上、シャン族料理レストランがチェンマイにあった。美味しくてびっくりというテーマで解説しました。

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行きたいけどちょっと遠いなあという方は、自転車を借りるといいですよ↓

最後までお読みいただき、ありがとうございました。