チャンギ国際空港の手荷物検査って、厳しい?
チャンギも他の空港も、セキュリティチェックの基準はどこも一緒でしょ?
そんな疑問にお答えします。
筆者はこれまで何度か、シンガポールのチャンギ国際空港を乗り継ぎで利用しているのですが、その度に、手荷物検査の厳しさに驚いた経験があります。
そこで今回は、チャンギ空港は手荷物検査の厳しさでも世界一かもしれないので要注意と題して、詳しく解説したいと思います。
チャンギ空港は手荷物検査の厳しさでも世界一かもしれないので要注意
結論から言うと、シンガポールのチャンギ国際空港の手荷物検査は、かなり厳しいです。
チャンギは世界一の空港と言われていますが、セキュリティチェックの厳しさでも、おそらく世界一じゃないかと…苦笑
眉毛切りバサミ没収

チャンギ国際空港の手荷物検査の厳しさを感じた1回目は、2022年夏、タイ・バンコク→成田の乗り継ぎ時です。
上の写真のような眉毛切りバサミを、セキュリティエリアで没収されてしまいました。
※実物はもう手元にないので、同等のものの写真です
ハサミの機内持ち込みは、基本的には禁止されているのですが、
小さな眉毛きりハサミや、鼻毛きりバサミ等の化粧用ハサミ、
携帯裁縫セットのハサミは持込可能
として、認められています。
機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例(国土交通省ホームページ)
なので、この眉毛切りバサミも、これまで数々の空港の手荷物検査を無事通過してきてたのですが、チャンギ国際空港では、
「先端が尖っているから、ダメ」
との理由で、没収されてしまいました。
かなり粘ったのですがダメでした。苦笑
再び、ハサミ没収

続いて、チャンギ国際空港の手荷物検査の厳しい洗礼を受けたのは、2023年1月、成田→バンコクの乗り継ぎ時。
今度は、上のような工作バサミが没収されてしまいました。
※これも実物はもうないので、似たものの写真です
ハサミ類には、もうひとつ特例があって、
先端が尖っていないもので、刃体6cm以下であれば持込可能
と、こちらも国際ルールで認められています。
このハサミも、これまで数々のセキュリティチェックをくぐり抜けてきたのですが、チャンギ国際空港では通過不可でした。

というのも、今まで他の空港では金属部分が6cm未満ということで、OKをもらっていました(写真①)
ですが、今回のチャンギでは、持ち手の部分から測って6cm未満じゃないとダメだとのことだったのです(写真②)
つまり、刃物になりうる部分が6cm以下、という解釈なのでしょう。
この時もかなり粘ったのですが、ダメでした…苦笑
どんなハサミならOKなのか?

では、チャンギ国際空港の手荷物検査で、一体どんなハサミなら没収されずに済むのか?
これまで、チャンギ国際空港の手荷物検査で引っかかった項目は以下の2つ↓
・持ち手からの長さが6cm以上
・先が尖っている
この2点をクリアしていれば問題あるまいと考え、滞在先のタイ・チェンマイで上の写真のようなハサミを購入しました。
・持ち手からの長さが6cm未満
・先が丸い
そして、日本帰国時の乗り継ぎでふたたびチャンギ空港で手荷物検査を受けたところ…
大丈夫でした。
エックス線検査の後、保安検査員に「ハサミ入ってるでしょ。出して」と言われたので手渡しました。
すると目で確認しただけで、長さをはかることなく「OK」をもらいました。
この検証結果は2023年2月時点のものなので、いつルール変更があるかもしれません。
また、保安検査員によっても厳しかったりゆるかったりすると思うので、確実に大丈夫とは言えませんが、参考になれば幸いです。
水はOK?チャンギの手荷物検査の基準がよく分からない…
ここまで、チャンギ国際空港の手荷物検査の厳しさをご紹介してきましたが…
なんと水の入ったペットボトルは、なぜか手荷物検査をスルーして持ち込めてしまいました!(2回目の工作ばさみ没収の時)
通常、液体物は100mlまでの容器に入れ、さらにジップロックのような袋に入れないと、機内持ち込みは認められません。
それ以外の水や液体は、セキュリティチェック手前で捨てなければならないんですよね。
ですがこの時はうっかりしていて、水の入った500mlのペットボトルを、バックに入れっぱなしで手荷物検査に進んでしまったのです。
その結果、前述したようにハサミは没収されましたが、水については、なんと何も言われなかったんですよ!
正直、チャンギ空港の手荷物検査の基準が、よく分からなくなってしまいました。笑
厳しさと寛容さのバランスも、このチャンギ国際空港は、もしかしたら世界一なのかもしれません。
チャンギ空港には手荷物検査がない?
また、チャンギ国際空港を利用した方の中には、「あれ?チャンギ空港って手荷物検査ないの?」と不安に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
実際、筆者自身もトランジットのたびに、「いつもならこの辺で手荷物検査のはずだけど…」と、何度も首をかしげた経験があります。
というのも、他の空港では乗り換え時に必ず通るはずの手荷物検査場が、チャンギ空港ではどこにも見当たらないのです。
思わず「乗り換えだから検査がないのかな?」と感じてしまうのですが、実際にはそうではありません。
チャンギ空港にはしっかりと手荷物検査があります。
ただし、その場所がちょっとユニーク。
広いターミナル内に共通の検査場があるのではなく、各搭乗口の入口で手荷物検査を行うという仕組みになっています。
つまり、搭乗ゲートに入る直前に必ずセキュリティチェックを受ける形です。
この方式が、空港全体の混雑緩和にも大いに役立っているのでしょう。
手荷物検査をいつどこでやるかという工夫も、チャンギ空港が世界トップクラスと称される理由なのかもしれません。
チャンギ空港は手荷物検査の厳しさでも世界一かもしれないので要注意 まとめ
以上、チャンギ空港は手荷物検査の厳しさでも世界一かもしれないので要注意というテーマで解説をしました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

