東京から名古屋まで自転車で、国道を走らないルートで、はたして行けるのか?
お待たせしました。ついに5日目最終日です。
静岡県磐田駅前を出発し、名古屋へ向かいます。
国道を走らないルートで東京から名古屋まで自転車で行く旅[最終日:磐田→名古屋市緑区]
国道を走らないルートで東京から名古屋まで自転車で行く旅。
googleマップで調べてみると、おそらくこの日、ゴールができそうな感触なのですが…
Google先生が導き出してくれるルートは、当然、国道を走る前提なんですよね。
なので、実際にどうなるのか、まったく予想がつきません。
さあ、はたして筆者は今日、国道なしルートで行く東京名古屋自転車旅を、無事にゴールすることができるんでしょうか?
最終日の様子を、詳しくレポートします。
ちなみに、はじめてこのブログをご覧の方は、自転車旅1日目から、ぜひお読みください↓
磐田駅前からスタート

国道なしルートで行く、東京名古屋自転車旅、5日目の朝は、くれたけインいわたさんがスタートです。
奥に見える建物がJR磐田駅です。きれいで新しい駅舎でした。

ロビーには、立派な絨毯?が飾られていました。

今回の宿泊は、朝食ビュッフェ付きでした。
バランスよく食べました。
県道261号線

8:50ごろに宿を出て、今日もひたすら、県道を西へ走ります。
県道261号。ゴーゴー。

時刻は9:20、天竜川を渡りました。
橋を渡りながら、筆者の頭の中には、高中正義の「サンダーストーム」が鳴り響いていました。
なぜならそれは、天龍源一郎のテーマ曲だから。
レボリューション!
中田島砂丘

天竜川を越えたら、ひたすら南下。
およそ50分くらい走ると、こんな場所につきました。
砂丘ですよ、砂丘! 静岡県に、なんと砂丘があったんですよ。

映画のワンシーンみたいでしょ? 中田島砂丘と言う場所です。
到着したのは、10:10ごろ。
少し前にある動画を観て、この砂丘の写真ばかりを、ずっと撮り続けてる、というカメラマンさんがいると知ったんです。
その動画はこちら↓
砂丘なんて、いったいどうやって撮るんだろう?って、思いませんか?
しかもその方、まだ若い女性なのです。
一体、何に惹かれたのか? こりゃあ、見に行くしかないでしょう!
というわけで、来てみました。

あのね、砂って、日の当たり方で、色がガラッと変わって見えるんですよ。
こんな感じに↑
例えば、太陽がガンガン当たってる時は、砂丘は、麦畑のような色をしてキラキラ輝いて見えました。
ですが、太陽が雲に隠れて日が陰ると、今度は砂丘が一面、ブルーに色が変わったんです。
ああ、そっかあ。
その瞬間、その瞬間で、姿を変える。
もう同じ光景は、2度と見られないんだな。
人生も一緒だなあ。
同じような毎日のようで、その瞬間の自分は、もう2度とは訪れない。
ここの写真を撮り続けたくなる理由が、なんとなく、分かりました。
なんとなくだけど。

長い長い砂丘を歩いていくと、その向こうは海でした。
このまま、歩いて行ってしまおうかな。

海に入るの、何年ぶりだろう。

入り口で記念撮影。
浜名湖

中田島砂丘に小一時間滞在し、再び県道を西へ。
時刻は12:45。
浜名湖を超えます。
この写真は、浜名湖の中に浮かぶ島のようなところ。
浜名湖競艇場が、左手にあります。
炭焼きさわやか

浜名湖を抜けたところで、お昼ごはんにしました。
炭焼きレストランさわやかさん。
浜松の方へ行くのなら、さわやかのげんこつハンバーグを食べてみて!と、Twitterのフォロワーさんに教えてもらったお店です。
平日の13:00過ぎに伺ったんですが、なんと30分待ちですよ!奥さん!

注文したのは、もちろん、おすすめのげんこつハンバーグ!
お店の方が、テーブルでジュウジュウと焼いてくれました。
席に案内してくれたスタッフの方が、メニューの違いや、ソースなどについて、親切に教えてくれました。
自転車で旅をしていると行ったら、頑張ってくださいと応援までいただきました。
ありがとうございます。

もうね、食べながら、泣いてしまったんですよ。
何もつけなくても、美味しいんです。
生(レア)で食べても、美味しいんです。
お店の方が、みなさん優しく親切なんです。
いろんなところに工夫があるんです。
こうしたお店全体のクオリティーにいたく感動をしてしまい、込み上げてしまいました。
人に何かを提供するということは、こういうことなんだなあと感じた。
また来ます。

国道以外のルートがない…

国道なしルートで行く、東京名古屋自転車旅はいよいよラストスパート。
げんこつハンバーグで、お腹も心も感動に包まれつつ、さらに西へ進みます。
が、しかし…、この先のルートを確認すると、ちょっとヤバイことが判明。
国道を走らずに、スムーズに行けるルートがない…
行けなくはないんですよ。
だけど、どのルートを通っても、
・真っ暗な山道
・ものすごく遠くに迂回
・細い路地をクネクネ行かなければならない
など、時間もエネルギーも使いそうな道なんです。
うーん困ったな…
気がつくと、日も暮れてきた。

豊川にかかる橋の上で、太陽が海に沈む瞬間を目撃しました。
時刻は17:25。
コメダ珈琲
豊川市内のコメダ珈琲に立ち寄り、iPhoneや撮影機器などをフル充電。
最後の最後、ゴールの時に、バッテリー切れで何も撮れませんでした!ってなったら、この5日間、なんだったんだ、ってなりますからね。
あったかい紅茶とシロノワールをいただきました。

コメダ珈琲では、飲み物を注文すると、こういうお菓子がついてくるんですよ。
ポリポリ。
そして、この先のルートも確認。
よし、決めた。海沿いを行こう!
すごく入り組んだ道を行かなきゃ行けないし、ちょっと遠回りになりそうなルートだけど、行けばなんとかなるだろう。
悩んでても仕方ないもんね。
エイや!って決めなきゃ行けない時、あるよね。
コメダを出たのは19:00。
閉店時間まで、ギリギリ充電させてもらいました。
さてここからは、走りに専念したのと、暗さと寒さと、体力の限界とで、写真を撮る余裕がまったくありませんでしたので、ノーフォトですみません。

結局ルートは、こんな感じになりました。
国道1号を行けば、けっこう最短でいけるんですが、30分くらい進んでは、止まって次はどう行こうか決め、また、少し進んでは、どこを通れるかを確認し、そんな感じで、小刻みに蛇行しながら進みます。
Googleマップだと、豊川のコメダから名古屋市境までは、約3時間と表示されていました。
だけど、その時間で行けるわけない。
なぜなら、国道を走らないルートで行くから。
仮にその通り行けたとしても、到着は22:00かあ…
今日中にゴールできるかどうかが、この自転車旅のゴールの焦点になってきました。
さあ筆者は、はたして今日中に名古屋にゴールできるのか!?
はたして今日中にゴールできるのか?
安城市から刈谷市に入り、もう、名古屋は目前、というところまできました。
あたりは真っ暗。
しかもこの日は、ものすごく風が強い!しかも冷たい…
体はギンギンに冷えてきてます。手もかじかんできた。
もう気力だけで走ってる。
あ、ここから〇〇です、という看板が見えた!
やった!名古屋だ! と思ったら、隣の大府市でした…
近くて多い街、名古屋…
時計をみると、23:56
今日中は、さすがにもうムリか…

そして…
暗い曲がりくねった山道を下っていたら、突然目の前に、名古屋市が現われました!
着いた!ついに着いた!
時計を見ると、23時58分
おー、今日中に着いた!
これ、ヤラセじゃないですよ。本当に、明日になる2分前でのゴールでした。

近くに住所を表記した看板がありました。
名古屋市緑区桶狭間上の山
桶狭間よ、ここにあってくれてありがとう。
こうして、
2020年10月26日 月曜日、東京日本橋を10:00に出発した旅は、
2020年10月30日 金曜日、名古屋市緑区に23:58にゴールしました。
そして、一度も国道を走ることなく、県道や名前のついていないルートだけで、名古屋までたどり着きました。
4日間と8時間58分におよぶ、自転車の旅でした。
国道を走らないルートで東京から名古屋まで自転車で行く旅[最終日:磐田→名古屋市緑区] まとめ
以上、
国道を走らないルートで東京から名古屋まで自転車で行く旅[最終日:磐田→名古屋市緑区]
の様子でした。
あー面白かった!
感動のゴールの様子は、動画でもどうぞ↓
1日目から4日目までのブログはこちらです↓
今回の自転車旅の装備や持ち物は、こちらにまとめました↓
ちなみに名古屋にとてもおすすめなコーヒー屋さんがあります。詳しくはこちら↓

追記:1年後、同じ自転車で、今度は日本一周してみることにしました。
今度はこちらでお楽しみくだい。
旅の様子はYouTubeでご覧になれます↓
長らくお付き合いいただき、本当にありがとうございました。